「データは21世紀の石油である」という言葉があります。この言葉は、もともとはイギリスの数学者であり起業家が2006年に発言したとされています。その趣旨は、「データは新しい石油だ。石油は価値があるが、精製されていないと実際には利用できない。ガソリンやプラスチック、化学物質などに変換されて初めて、利益を生む貴重な存在となる。だからこそ、データは分解され、分析される必要があるのだ。」というものです。
　企業内ばかりではなく、世の中にはさまざまなデータがあふれています。しかし、多くの企業や地域社会において、その大量のデータをうまく利用できていません。目的に合わせてさまざまなデータを精製（クレンジング）しながら結びつけることで、初めて価値を生むことになります。このように民間の設備保全も社会インフラの維持管理・更新も同じ課題を抱えています。
　八千代ソリューションズ株式会社は、民間向けの事業展開に注力し、データのマネジメントをビジネスモデルの中核に据えたサービスを提供するために設立しました。顧客に速やかに、よりよいサービスをお届けします。
　具体的に提供するサービスとして、まずは製造業向けクラウド設備保全サービス「MENTENA（メンテナ）」の提供を通じて、そのMENTENAを活用して蓄積されるデータをさらに深く分析し、社内外のデータや関係者と繋ぎ、共創しながら、より価値の高いサービスを開発・提供していきます。いわば、第一歩は顧客の対象資産（機器や設備など）からより高い価値を引き出すためのデータに基づく意思決定支援サービスの提供です。そしてその先には、さまざまなデータそのものを資産と見なし、それらをマネジメントすることで、価値を生み出すことを主眼とした取り組みを進めていきます。
　私たちはまず、MENTENAによって民間企業の設備保全に関する課題解決を実現していきます。そして、その取り組みは社会インフラの課題解決にも資することになると確信しています。